平塚市の土地価格
平塚の公示価格
公示価格とは？
公示価格とは、国土交通省が毎年1月1日時点の土地の適正価格を調査し、3月下旬に公表する基準価格のことです。土地の売買や評価における参考指標となるほか、固定資産税や相続税の算定にも影響を与える重要な指標といえます。
平塚市においても、毎年発表される公示価格が宅地取引や都市計画の検討材料として活用されています。ここでは2020年から2024年までの公示価格の推移を中心に、平塚市の土地価格動向を見ていきます。
2020年から2024年までの平塚市の公示価格推移
下記の表は林地を除く平塚市の公示価格合計（平均値）の推移をまとめたものです。
| 年度 | 平均価格（円/m²） | 前年比 |
|---|---|---|
| 2020 | 156,873 | - |
| 2021 | 155,664 | -0.77% |
| 2022 | 155,455 | -0.13% |
| 2023 | 158,576 | +2.01% |
| 2024 | 164,100 | +3.48% |
用途別公示価格の推移
以下の表は、住宅地・商業地・工業地それぞれの公示価格（円/m²）の推移を示しています。
| 年度 | 住宅地（円/m²） | 商業地（円/m²） | 工業地（円/m²） |
|---|---|---|---|
| 2020 | 136,357 | 281,222 | 92,500 |
| 2021 | 135,012 | 279,111 | 94,750 |
| 2022 | 134,476 | 279,000 | 97,750 |
| 2023 | 136,660 | 285,444 | 103,250 |
| 2024 | 140,655 | 297,444 | 110,250 |
参照元URL： 地価公示・地価調査 マップ（https://chika.m47.jp/2024/1/city-14203.html）
平塚の公示価格の推移から分かることは？
平塚市の公示価格は、2020年から2024年にかけておおむね上昇傾向にあります。特に着目すべきポイントを以下にまとめました。
- 工業地の顕著な伸び: 工業地の価格は2020年から2024年の間に大幅に上昇しており、2024年には110,250円/m²まで上昇しています。周辺エリアの産業活性化や物流需要の増大などが要因として考えられます。
- 住宅地の緩やかな上昇: 住宅地の公示価格は全体として緩やかに上昇しており、住環境や交通インフラの整備がさらに進むことで、今後も価格が底堅く推移する可能性があります。
- 商業地の回復基調: 商業地は一時的に横ばい気味でしたが、2023年以降は上昇幅が拡大し、2024年には約297,444円/m²となっています。駅周辺の開発や商業施設の出店計画が影響している可能性が高いでしょう。
エリア別に見る平塚の土地価格
以下は平塚市内の主要エリアにおける2024年時点の平均地価と坪単価、変動率をまとめた表です。市内の中心部をはじめ、エリアごとに特色があるため、土地活用や投資を検討する際には各エリアの動向をしっかりと把握することが重要です。
| エリア | 平均地価（円/m²） | 坪単価（円/坪） | 変動率 |
|---|---|---|---|
| 紅谷町 | 747,500 | 2,471,074 | +5.28% |
| 明石町 | 324,000 | 1,071,074 | +4.14% |
| 高浜台 | 186,000 | 614,876 | +4.18% |
| 田村 | 142,666 | 471,625 | +4.38% |
| 御殿 | 133,666 | 441,873 | +1.71% |
| 四之宮 | 133,000 | 439,669 | +2.24% |
| 横内 | 111,500 | 368,595 | +0.91% |
| 真田 | 101,000 | 333,884 | +1.97% |
| 南金目 | 75,500 | 249,586 | +0.60% |
| 岡崎 | 73,166 | 241,873 | +0.89% |
| 土屋 | 22,190 | 73,355 | -0.27% |
参照元URL： 土地代データ（https://tochidai.info/kanagawa/hiratsuka/）
エリア別の傾向と分析
- 中心部での地価上昇: 紅谷町や明石町など中心部の商業・住環境が充実しているエリアは上昇率が高く、新規開発や商業施設の集積に支えられていると考えられます。
- 住宅エリアの堅調な伸び: 四之宮や御殿など、比較的閑静な住宅地も緩やかに上昇しています。交通の利便性や生活環境の整備が価格安定の要因となっています。
- 一部エリアでの微減: 土屋のように地価がわずかに下落している地域もあり、需要動向や地理的条件によってエリア間格差が生じています。
平塚市では、商業地・住宅地ともに着実な価格上昇が続いており、全体の地価水準は今後も底堅い推移が予想されます。ただし、エリアによっては需要の動向や再開発計画などの影響を強く受けやすいため、最新の情報収集が欠かせません。投資や土地活用を検討する際は、エリア特性や将来的な開発計画も含め、総合的な判断が重要となります。
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東急リバブル：湘南エリアに直営店拠点のある企業のなかで管理戸数最多（2021年10月～2022年9月統計より）https://www.zenchin.com/news/2023150.php
